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凱旋門賞本命予想 2017

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JRAの騎手へのインタビューで、
「どのレースを勝ってみたいですか?」と質問すると、
「凱旋門」と答える騎手がけっこういるみたいです。
過去に日本馬が凱旋門賞に挑戦して、

2着まではあるのですが、
まだ一度も日本馬の勝ったことのないレースです。

さて、今日はずばり結論から。

凱旋門賞(G1) 【Qatar Prix de l’Arc de Triomphe】
10月1日(日曜) シャンティイ競馬場(フランス)
3歳以上 牡・牝 2,400m 芝・右
賞金総額 5,000,000ユーロ 1着賞金 2,857,000ユーロ
第4レース 現地時間 16時05分

(日本時間 10月1日(日曜)23時05分)発走予定
発売開始時刻 日本時間 10月1日(日曜)10時00分
◎「エネイブル」
父:ナサニエル 母父:サドラーズウェルズ

 

◆「エネイブル」について
*JRA凱旋門賞出走馬のコーナーから抜粋

 

3歳時にキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを制し、
4歳時にもエクリプスS(共にG1・イギリス)

に優勝したナサニエルの初年度産駒です。
近親には香港ヴァーズ(香港)を含む5つのG1を制したほか、
フランスのG1・凱旋門賞でも2年連続して2着に入ったフリントシャーがいます。

前記した父ナサニエルや、
2015年の凱旋門賞馬ゴールデンホーンを手がけたことで知られるイギリスのJ.ゴスデン調教師が管理するエネイブルは、
昨年11月にオールウェザーの1600m戦(イギリス。以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りイギリス)で、
デビュー勝ち。
2戦目となった今年4月の今季初戦こそ、
のちにG3を制すことになるシャッタースピードの3着に終わりましたが、
続くチェシャーオークス(芝2270m)を早め先頭から押し切ると、
そこからは連勝街道をばく進。5馬身差で圧勝した英オークス(G1、芝2410m)、
5馬身半差をつけて2010年のスノーフェアリー以来、
史上14頭目となる英愛オークスのダブル制覇を果たした愛オークス(G1・アイルランド、芝2400m)、
ユリシーズに4馬身半差をつけて3歳牝馬としては、
2014年のタグルーダ以来史上4頭目となる優勝を果たしたキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1、芝2400m)、
そして5馬身差で逃げ切った8月の前走ヨークシャーオークス(G1、芝2370m)と、
4つのG1を含む5連勝をマークしています。
◆騎手デットリーリについて

 

今回「エネイブル」に騎乗する
ラン・フランコ・デットーリが、
どんな騎手か観ていただこうと思います。

馬は、ゼッケン14番「アルカセット」です。

僕は、この時 単勝オッズ10.6倍の
「アルカセット」の単勝馬券を握りしめて、
このレースを観ていました。

まずは、レースを一度ご覧になってください。

 

参考レース
2005 ジャパンカップ

 

この時「アルカセット」の内側をスルスルと追い詰めてきた馬が
ルメール騎乗の「ハーツクライ」です。
着差はハナ差ですが、実際は、着差4cmだったそうです。

まだルメールが日本国内では、
今ほど知られていない頃のレースです。

ちなみに、「ハーツクライ」は、この次の「有馬記念」で
無敗の三冠馬「ディープインパクト」を、負かすことになります。
もちろん、鞍上はルメールです。
僕はこの時から、ルメールを買ってるんですね。

ですが、
僕の騎手ランキングでは、このルメールよりも、
デットーリの方が腕は上です。
天才です 彼は。
それは、先程のレースを見ていただいてわかると思いますが、
直線馬群を割って抜け出してくる腕と、「ハーツクライ」に
最後まで抜かさせなかった腕は、もう神業です。

 

◆サンデー系と欧州血統との違い

 

このデットーリを主戦ジョッキーにしているのが、
本命の「エネイブル」です。
サドラーズウェルズ系ナサニエル産駒で、
バリバリの欧州血統です。
ちなみに父方の曽祖父がサドラーズウェルズで
母方の祖父が同じサドラーズウェルズです。
つまり、
サドラーズウェルズの娘と孫との間に生まれた子ということで、
どんだけサドラーズウェルズの血が入っているんだよという馬です。

 

現在GⅠ4連勝中です。
前走、前前走の稍重の馬場でも、
何も苦にすることなく快勝。

 

日本馬悲願の「凱旋門賞」制覇ですが、
ディープインパクト産駒の「サトノダイヤモンド」は、
残念ながら、馬場との適性があいません。

 

僕は、「ディープインパクト」が挑戦した時も、
「ディープ」は負けると思っていました。
案の定の3着。(後に薬物検査でひっかかり、失格になりましたが)

 

もともと(ディープの父親)サンデーサイレンスは、
アメリカの軽いスピード競馬で活躍した馬です。
だから、日本の高速馬場との適性があって、
産駒が大活躍したんですね。

 

でも、欧州の競馬場の芝は、
日本の高速馬場と違い、深くて重いのです。

 

だから、同じ芝2400mのレースの時計を、
見てもらえれば一目瞭然です。

 

先程観ていただいた、同じ芝2400mの「ジャパンカップ」の時計は、
このときは、コースレコードタイムで、2分22秒1。
一方「凱旋門賞」は、良馬場でも2分26秒前後、重馬場だと2分35秒ぐらいです。

競馬なんで、ゆっくり走っているわけではないんですよ。
普通に走っても、それぐらい時計がかかる馬場だってことです。

 

だから、僕は、日本馬が「凱旋門賞」に行って、勝ちたいなら、
ノーザンダンサー系できればサドラーズウェルズ系か、
ミスプロ系の馬じゃないと無理だと思います。

 

そういう意味では、藤沢厩舎のオークス馬「ソウルスターリング」は、
サドラーズウェルズ系フランケル産駒なので、
もう適性ばっちりだと思うんですけどね。
日本の天皇賞(秋)より、「凱旋門賞」に行ってほしかった・・・。

ということで、

我らが、ルメール「サトノダイヤモンド」がいくら日本で強くても、
「凱旋門」では、どうあっても勝てません。(断言しちゃいます)
ホントこんなこと言うのは、悔しんですけど。

血統知らないで、競馬している人は、
いくらでも応援するといいと思いますよ。

僕も応援はするんですよ。
でも、馬券は買わない。

 

◆「エネイブル」参考レース

 

「エネイブル」のレースは、こちらで確認してください。
◯前前走「キングジョージⅣ世&クイーンエリザベルS」(GⅠ)


◯前走「ヨークシャーオークス」(GⅠ)

もう圧勝してますから。

 

◆当日の馬場

 

「サトノダイヤモンド」が前走「フォワ賞」で4着に敗れた原因も
重馬場にあったと言われています。
ちなみに、「フォワ賞」は、
「凱旋門と同じコース同じ距離の「凱旋門賞」のステップレースの一つです。

◯フォワ賞

 

ただでさえ競馬場の馬場は、重い馬場なのに、
芝が重馬場では、もう無理です。
当日のシャンティイの天気も雨予報らしいので、
天気からしてちょっと絶望的ですね。

ここは、
人気でも素直に「エネイブル」でいきます。

来年「ソウルスタールング」が、「凱旋門賞」に挑戦するなら
少しは期待できますけどね。
3歳の今年の方が軽い斤量でレースに乗れるので、
もっとチャンスは、あったんですけどね。(残念)

 

 

P.S.

今週だけBSグリーンチャンネルが無料で視聴できます。
凱旋門ウィークだからなんですって。
土曜・日曜のJRAの全レースも無料で見れるんですね。
日曜は、GⅠ「スプリンターズS」もあるし、これはいいかも。

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