チューリップ賞本命予想&レース回顧

いよいよ春のG1レースがスタートしますね。
「桜花賞」の前哨戦「チューリップ賞」の本命予想と
その後のレース回顧です。
牝馬限定戦は今後のG1本命予想からはずすつもりでいましたが、
この馬が出走してくるので、「桜花賞」を加えました。
それは、「チューリップ賞」に出走する
「ソウルスターリング」の存在があったからです。
この馬の血統背景が、おもしろすぎます。
父親は「怪物」と言われ生涯戦績14戦14勝負け無しの名馬「フランケル」
https://ja.wikipedia.org/wiki/フランケル_(競走馬)
その「フランケル」の初年度産駒の一頭がこの「ソウルスターリング」です。
フランケルはバリバリの欧州血統で、欧州の深い洋芝得意のサドラーズウェルズ系です。
母のスタセリタはフランス産駒の牝馬でフランス・オークスなどG1・6勝の名牝です。
実は、スタセリタの血統背景の特徴がよくわかりません。
この僕がわからない血統があったとは・・・、自分でも信じられません。(笑)
欧州の産駒なので、日本に全く輸入されていない血統を持つ馬がいるんですね。
でも、フランスで活躍したことを考えると、欧州の深い芝で走るパワー型の血統なんでしょう。
ということで、「ソウルスターリング」は、
父も母もズブズブの欧州血統なんですが、
デビューから3戦3勝負け無しで、
昨年末の牝馬2歳チャンピオンになりました。
と、長々と「ソウルスターリング」の血統について書いてきましたが、
過去の日本産駒には無い、スケール感の大きさはお伝えできたでしょうか。
さらに、僕が特筆したいのは、この馬の所属厩舎が藤沢厩舎であること。
名門「藤沢和雄」厩舎が、クラシックを本気で取りに来たかという感じがします。
G1馬を多数排出している名門厩舎なのに、クラシックだけは、一つも取ったことがない
という調教師の厩舎ですからね。
絶対 馬に負担をかけない。
馬第一主義で若いころから無理な調教をしないことで有名です。
だから今までいくら素質馬であっても、
無理をしてまでクラシックで馬を仕上げようとしてこなかったわけです。
もちろん、今までと同じように、決して馬に無理を強いるような使い方は
してこないでしょうが、これだけの素質馬であれば、あっさりクラシックを
取ってもおかしくありません。
ということで、「チューリップ賞」は、「桜花賞」のために、
とにかく見ておけと。
「チューリップ賞」
◎「ソウルスターリング」
圧倒的な1番人気になるでしょうから、馬券的には
おいしいところはありませんが、買ってもおいてもいいでしょう。
まぁ 先程も書いたように今年の本命予想10戦
ではありませんから、収支にはカウントしませんが・・・。
もし「ソウルスターリング」が負けるようなことがあったら、
大混戦の「桜花賞」になりそうですけどね。
鞍上は毎度おなじみのルメールJです。
初戦から主戦ジョッキーを努めてますんで、何も言うことはありません。
僕は、この馬が秋のフランス「凱旋門賞」に行けば
「ディープインパクト」の時より勝つチャンスがあると思います。
何と言っても、もともと欧州血統の血統背景を持っているし、
3歳牝馬で斤量も古馬牡馬よりずっと軽いですからね。
「サトノダイヤモンド」よりこの馬に「凱旋門」に行ってほしい。
それぐらい日本の競馬の歴史を変えるかもしれない馬になりそうだと
僕は思います。
<レース回顧>
圧勝でしたね。
ちょっとペースが早いかなぐらいのレース展開で、先行していい位置取りました。
そして、直線を向いてからがすごい。
並びかける馬もいないので、
一頭だけ他馬をグイグイ引き離してゴール前は流す余裕もありました。