中山１０R 第６１回有馬記念GⅠ
サラ系３歳以上オープン（国際）（指定）定量
２５００ｍ 芝・右
◎「サトノダイヤモンド」
父：ディープインパクト 母父：Orpen
前走「菊花賞」勝ち馬。
「菊花賞」は危うげなところなく完勝。
ベストな距離適性ではなかったが、終始道中も折り合って、
直線を向いたときには、万全の手応えで抜け出してきました。
世代代表馬として、有馬記念に参戦してきます。
サンデー系が活躍する「有馬記念」。
すでにサンデー系ディープインパクト産駒の「ジェンティルドンナ」が
２０１４年に勝っています。
もちろん父「ディープインパクト」も勝った舞台。
血統的な適性は十分でしょう。
「有馬記念」は
自分の好きな馬で一年を締めくくるレース、と誰か言っていました。
細かいことは抜きにして、一年の最後の競馬は自分が一番思い入れのある馬で
勝負するというのは、私も賛成です。
そもそもこの一年の競馬は、
「サトノダイヤモンド」の「きさらぎ賞」を見て
「皐月賞」はこの馬と決めたところから始まりました。
「皐月賞」は本命にして３着。
ちょっとGⅠを取るには足りなかったかと思い、
「東京優駿」は勝ち馬の「マカヒキ」を本命に。
その「東京優駿」で最後まで勝ち馬との接戦を演じたのが
この「サトノダイヤモンド」
やっぱりこの馬はすごかった。
管理する池江調教師は、同厩舎で「菊花賞」から「有馬記念」を
勝った、暴れん坊「オルフェーヴル」と比較して、
「サトノダイヤモンド」は優等生すぎるのが弱点と語っているが、
さて このレースではどうだろう。
レース展開から考えても、最後の直線で
一番人気武豊騎乗の「キタサンブラック」との
一騎打ちになることが当然予想される。
JC勝ち馬の「キタサンブラック」は強いと認めても
やはり強い馬を負かして本命馬に今年の最後を締めくくって
ほしいもの。
鞍上のルメールJは、「キタサンブラック」に勝つための
秘策をきっと練っているはず（笑）。
最後に本命馬の有利な点をあげておこう。
それは、斤量。
「キタサンブラック」ほか古馬は、定量５７ｋｇ（牝馬は５５ｋｇ）
３歳の本命馬は２ｋｇ軽い定量５５ｋｇ
最後は、この斤量２ｋｇの差で抜け出せるのではないかと見る。
では、今年の一年は「サトノダイヤモンド」で締めくくろうか。
ちなみに「ダイヤモンド」の語源は、ギリシャ語のαδάμαςに由来する。
意味は（征服し得ない、屈しない）。
古馬に屈しない本命馬の走りに期待する。
